プラズマローゲンは抗酸化作用を有するリン脂質で、動脈硬化症やアルツハイマー病を予防すると考えられている。本研究ではコリン型の化学合成法を改善した。またエタノールアミン型の化学合成法を日本国内で初めて確立した。 化学合成で得られたプラズマローゲンを用いてヒト血中プラズマローゲンを網羅的な分析ができた。液体クロマトグラフィー質量定量法を用いてエタノールアミン型(PlsEtn)およびコリン型プラズマローゲン(PlsCho)の定量を行った。血中PlsEtn18:0/20:4濃度が同じ組成のPlsCho18:0/20:4より高かった。なお、プラズマローゲンとBSAの化合物を調製しマウスに免疫を行った。
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