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2016 年度 実績報告書

タグ付抗体産生マウスを利用した次世代型高感度抗体チップの開発と応用

研究課題

研究課題/領域番号 25460689
研究機関山口大学

研究代表者

古元 礼子  山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (70311818)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワード抗体開発 / タンパクチップ
研究実績の概要

1.IgG軽鎖タグ付抗体大量作製:
培養細胞発現系の大量発現システムExp293F細胞を用い、IgG軽鎖Cys-タグ付抗体の大量作製を行った。IgG軽鎖遺伝子のストップ配列の直前に数個のシステイン配列を挿入した発現ベクターと野生型IgG重鎖発現ベクターを同時に細胞にトランスフェクションし、培地からプロテインGカラムを用いて組み換え型IgG軽鎖タグ付抗体を回収した。

2.IgG軽鎖タグ付抗体の評価
1で回収したIgG軽鎖タグ付抗体をSDS-PAGE、ウェスタンブロット、タンパク定量を行い、作製した抗体の純度検定と定量を行った。次に、マレイミド基板へ固定するタンパク質は小分子の方が適していることから、タグ付き抗体フラグメントの作製の条件検討を行った。酵素反応により、FabとF(ab’)2の調製を試みたが、組み換え型抗体ではフラグメント形成がうまくできないことがわかった。糖鎖付加が十分起きていないことが影響している可能性が示唆された。
フラグメントの調製のためにはハイブリドーマが産生する糖鎖の付加された抗体が適しており、現在、ゲノム編集法でIgG軽鎖にタグを付加する条件検討を行なっている。

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公開日: 2018-01-16  

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