研究成果の概要 |
関節リウマチにおける客観的活動性評価とアウトカム予測法の確立を目的としmulti-biomarker disease activity (MBDA) スコアと新規マーカーの検討を行い、(1)血清IL-6は標的が異なる製剤で異なる挙動を示したが、両群でMBDAスコアのアウトカム予測は従来法より優れた。(2)MBDAスコアは従来法と比べ高精度に関節破壊に予測した。(3)MBDAスコアはバイオ製剤休薬後の再燃予測に有用であった。(4)新規マーカー14-3-3ηは診断と製剤選択の指標となり、C1M, C2M, C3Mは活動性との関連、Pro-C3は線維化を反映しJAK阻害薬の抗線維化作用を示した。
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