地域住民から無作為抽出し、調査協力を依頼したSESSA研究の男性対象者に本研究の協力依頼し、同意が得られた544名(47~80歳)に睡眠時酸素飽和度を測定した。睡眠時無呼吸の簡易スクリーニング基準の3%ODI≧15(3%ODIは睡眠時に酸素飽和度が3%以上低下し、2分以内に元の値まで回復した場合をdipと定義し、dipの1時間当たりの回数を示す指標)を睡眠呼吸障害と定義した。データに欠損がない526名のうち睡眠呼吸障害がある者は133名(25%)で、50歳から79歳までの日本人男性の28.7%に睡眠呼吸障害があると推測された。
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