得られた成果は下記の通りである;1. 中国・武漢市で収集された、喀痰塗抹陽性例(SSP)および陰性例(SSN)の報告数時系列データに時系列解析を適用した。SSPの場合は年2峰性であり、夏のピークがインフルエンザの流行と相関関係があることを示唆した(2014);2.日本の水痘データおよび武漢市の手足口病データを用いて、感染症流行の気象変動との相関構造を調べる方法を提起した(2015a, 2015b);3. 日本の結核流行の時間変動の詳細を年齢別に調べた(2016);4. フィリピンにおけるデング熱およびレストスピラ症流行の気象変動との相関構造を調べ、現在査読付学術誌に投稿中である。
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