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2013 年度 実施状況報告書

周術期医療のクオリティ・インディケータ―としての麻酔満足度尺度の開発

研究課題

研究課題/領域番号 25460772
研究種目

基盤研究(C)

研究機関奈良県立医科大学

研究代表者

田中 優  奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (90448770)

研究分担者 井上 聡己  奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (50295789)
川口 昌彦  奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (60275328)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード満足度 / クオリティディケーター / 周術期
研究概要

①質問項目プール作成(H25年度4月から8月)麻酔満足度がどのような要素から成り立っているかを想定しておく必要がある。麻酔満足度に似通った質問項目を集める。過去の文献からの質問も取り入れ、参考にする。質的研究手法(インタビュウなど)も行う。次に集まった質問項目のプールを整理する。②設問形式の設定・質問紙の作成(平成25年9月)麻酔満足度の場合、領域(下位尺度)に分けて得点化して量的分析を行うことが多いので「評定法」が適している。評定法は、5段階か7段階のライカートスケールを用いる。選択された麻酔満足度の質門項目をどのように配置するかを決定する。キャリーオーバーインフェクト・選択肢の選び方の一致・モデルとの対応・データ収集方法との適合性などに留意し作成する。③パイロットテスト・暫定版の作成(平成25年10月)完成した尺度を使用したい対象者から数名(5名から10名程度)を選んで、尺度への回答を求める。回答中の反応を記録し、回答後にインタビュウを行う。改善点を見つけ質問項目に改善を加え暫定版を作成する。④尺度の計量心理学的評価(平成25年11月から平成26年3月)暫定版の麻酔満足度尺度を使用しての計量心理学的評価の為の調査(術後1000人)を行う。データ項目分析収集は麻酔科術前外来・麻酔科術後外来で行う。満足度研究のバイアスの影響を避ける為iPad(携帯可能パソコン端末)による自記式データ収集をする。信頼性の検討(テスト再テスト信頼性)妥当性の検討(クローンバックα)因子分析などを行い質問項目の決定、下位尺度の決定を行う。この時点で、英語・日本語論文の作成・出版を行う。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

質的研究の担当者の都合がつかない。近日中に着く予定

今後の研究の推進方策

麻酔満足度に対する質的研究により、患者に対する質問項目を作成し、その質問に術後に答えてもらう。得られたデータを計量心理学的手法で分析しその妥当性信頼性を検討する
得られた知見を英語論文に作成し発表する。

次年度の研究費の使用計画

質的研究が現在出来ないが本年行う予定で、質的研究に100万円 データ収集にまた備品の購入が必要である。
来年度のアメリカ麻酔学会に研究成果を発表の予定である。それまでに英文論文は完成し、麻酔満足尺度を使用した周術期における満足度にあたえる要因を探求していく研究を行う予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2014 2013

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] 周術期のクオリティーインディケーターとしての回復の質と麻酔満足度2014

    • 著者名/発表者名
      田中 優
    • 雑誌名

      近畿麻酔科医界

      巻: 61 ページ: 6

  • [雑誌論文] Use of quality of recovery score (QoR40) in the assessment of postoperative recovery and evaluation of enhanced recovery after surgery protocols2014

    • 著者名/発表者名
      Yuu Tanaka
    • 雑誌名

      Journal of Anesthesia

      巻: 28(1) ページ: 156

    • 査読あり
  • [学会発表] 周術期クオリティインディケーターとしての回復の質と麻酔満足度について2013

    • 著者名/発表者名
      田中 優
    • 学会等名
      関西地方会のマンスリー
    • 発表場所
      :梅田スカイビル タワーウエスト36 階 スペース36R
    • 年月日
      20131118-20131118
    • 招待講演

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公開日: 2015-05-28  

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