• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2013 年度 実施状況報告書

子宮頸がん撲滅へ向けての至適検診法導入への取り組み

研究課題

研究課題/領域番号 25460775
研究種目

基盤研究(C)

研究機関自治医科大学

研究代表者

藤原 寛行  自治医科大学, 医学部, 准教授 (50316535)

研究分担者 鈴木 光明  自治医科大学, 医学部, 教授 (50110870)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2018-03-31
キーワード子宮頸がん / HPV検査 / 細胞診・HPV検査併用検診
研究概要

小山地区の併用検診は順調に行われており、また検査結果の集積も予定通り行われている。2013年12月までで検診受診者は16,102人、うち併用検診を希望しなかった34人(0.21%)を除く16,068人のデータを集積した。細胞診NILM/HPV(-) 14,817人(92.2%)、細胞診NILM/HPV(+) 401人(2.5%)、ASC-US 469人(2.9%)、細胞診異常(LSIL~)381人(2.4%)であった。生検結果が得られたものを精検群として集積し、併用検診の精度を検討する準備にはいっている。
一方、追加で行う免疫染色等の検討も行っている。現在染色候補物質をどの段階で本研究に組み込むかの協議をおこなっているところである。
同時に子宮頸がんに特異的なmicroRNAの検索も開始した。予後や発症予測マーカーとして新規に利用可能なマーカーが無いかを網羅的に検査する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

検診結果の集積、検診受診率向上に関する検討は問題無く行われているが、基礎研究が遅れている。これの理由として、検診における検体の保存期間に限りがあること、行政検診において取得出来る同意書での追加研究に限界があること、等があげられる。現在この問題の解決案を検討中である。

今後の研究の推進方策

併用検診に関しては受診者の把握は問題無く行われているので、今後も継続可能と判断している。しかし、精密検査受診者は次年度の行政検診から漏れて行く可能性がある為、こちらをどのようにフォローしていくかを行政とともに検討中である。免疫染色に関しては、精密検査を受けに自治医大に来院された症例にしぼって同意取得後に行っていく方法に変更予定である。

次年度の研究費の使用計画

免疫染色などの基礎実験がまだ開始できておらず、それに伴う経費がかからなかったため。
今後基礎実験の開始に伴い、計画にそった支出を行う予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] 細胞診/HPV併用検診2014

    • 著者名/発表者名
      藤原寛行
    • 学会等名
      日本臨床細胞学会
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      20140606-20140607
    • 招待講演
  • [学会発表] 子宮頸がん検診ASC-US/HPV陽性群におけるCINリスクはLSIL群と同等である―細胞診/HPV併用検診モデル事業より2014

    • 著者名/発表者名
      藤原寛行
    • 学会等名
      日本産婦人科学会総会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      20140418-20140420

URL: 

公開日: 2015-05-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi