• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2013 年度 実施状況報告書

地域住民における食事由来の多価不飽和脂肪酸と腎障害発症・進展に関する疫学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 25460783
研究種目

基盤研究(C)

研究機関久留米大学

研究代表者

深水 亜子  久留米大学, 医学部, 助教 (90449926)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード住民検診 / 疫学研究 / 栄養調査 / 多価不飽和脂肪酸 / アルブミン尿 / 腎障害
研究概要

本研究は、世界七か国共同研究のコホートである福岡県久留米市田主丸地区(農村地区)および長崎県佐世保市宇久島(漁村地区)の両地区における地域住民を対象として食事由来の多価不飽和脂肪酸摂取量や血清脂肪酸分画を測定し腎障害発症・進展との関連を検討することを主な目的とする研究である。
今年度に実施できた主なことは、これまで蓄積できているデータの分析や血清マーカー、尿中マーカーの測定の実施および追跡調査の開始である。具体的には、
①平成11年および平成21年田主丸検診で実施した栄養調査の解析により食事由来の多価不飽和脂肪酸の比較検討。
②平成21年田主丸住民検診で得られた保存血清より血清脂肪酸分画の測定。
③漁村である宇久島検診の実施による栄養調査の分析。
④平成11年および平成21年田主丸検診受診者各2000名の追跡調査の開始である。追跡調査では、身体測定や血圧の他に採尿を行い、アルブミン尿などの腎障害マーカーの測定も実施している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究計画に準じてこれまでのデータの蓄積および整理、栄養調査の解析、検討、さらに追跡調査の開始も既に実行できており概ね順調な進展であると考える。

今後の研究の推進方策

今後は、まず第一に平成11年および平成21年田主丸検診受診者各2000名を対象に追跡調査を継続して行うことであり、追跡調査により得られたデータより腎症発症や腎症進展を検討する。その後、得られたすべてのデータをもとに栄養調査より得られた食事由来の多価不飽和脂肪酸についての年次推移、農村地区と漁村地区の比較検討などの解析を行うとともに、縦断研究による腎症発症や腎症進展とこれらの多価不飽和脂肪酸との関連についての統計学的検討を実施する方針である。

次年度の研究費の使用計画

今年度においては、人件費・謝金への使用が無かったことや物品やその他の経費(検体検査料など)の使用において多少の差額が生じたことが理由としてあげられる。
次年度の予算の中で主に検診実施における通信費や物品費などに加算して使用予定である。

URL: 

公開日: 2015-05-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi