研究課題
基盤研究(C)
フタル酸ジ‐2-エチルヘキシル(DEHP)は、ポリ塩化ビニル製品の主要な可塑剤として汎用されている。一方、DEHPのヒトでの発がんリスクについてはたびたび議論されてきた。DEHPの代謝物は核内に存在する受容体のアゴニストとなるため、その受容体の発現が低く、機能も異なるヒトでは発がん作用はみられないとされてきた。しかし、ヒトと同じ機能を有する受容体を持っているマウスにおいてもDEHP投与により肝腫瘍の形成が見られた。しかし、腫瘍形成経路に違いが見られた。
衛生学