研究課題
和歌山県在住の2073人(男性948人、女性1125人)を対象として、アルコール代謝酵素の多型、飲酒行動と血圧値の関連について検討を行った。アルデヒド脱水素酵素ALDH2およびアルコール脱水素酵素ADH1Bの多型の組み合わせによるA~Eの5つのタイプと血圧値との関連性の解析を行った。BMI、飲酒習慣、喫煙習慣、運動習慣、治療の有無を調整因子として共分散解析を行った結果、収縮期血圧、拡張期血圧ともに、男性においてAがB、Cより有意に高いという興味深い結果がみられた。女性では有意差はあまりみられなかったが、拡張期血圧についてBがDにくらべて有意に高かった。今後さらに対象者数を増加させ、より精度の高い解析を行っていく予定である。
すべて 2016
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Environ Health Prev Med
巻: 21 ページ: 138-148
10.1007/s12199-016-0507-5
巻: 21 ページ: 274–282
10.1007/s12199-016-0527-1