職域男性541人において、ALDH2、ADH1B遺伝子型および飲酒習慣の血清アディポネクチン値との関連性の検討を行った。血清総アディポネクチン値、高分子量アディポネクチン値などは、いずれもADH1B*2/*2型においてのみ、多量飲酒群において値の低下を認めた。多変量解析においても同様に有意な低下を認めた。 地域の男性718人(高齢群361人、非高齢群357人)について、ALDH2、ADH1B遺伝子型とアルコール感受性(フラッシング)および飲酒行動の関連を検討した。多変量解析において、ADH1B*1/*2とADH1B*2/*2との間に、アルコール感受性および飲酒行動に有意な差があることが示された。
|