研究課題/領域番号 |
25460812
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 独立行政法人国立国際医療研究センター |
研究代表者 |
和田 耕治 独立行政法人国立国際医療研究センター, その他部局等, その他 (30453517)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 死亡率 / 職業 / 男性 / 日本 |
研究概要 |
本研究の目的は、1)わが国の男性の労働者世代における職業別の死亡率に関して、2010 年の 人口動態職業・産業別統計より示すこと、2)死亡率の推移に関連する要因の検討のために1995年以降の職業別の生活習慣や予防行動(がん検診など)の推移の傾向を明らかにすることである。厚生労働省に解析に必要なデータを統計法に基づいた手続きにて入手をした。現在解析を行っているところであり、今年度中には論文発表などを行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
現在解析を行っているところであり、今年度中には論文発表などを行う予定である。
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今後の研究の推進方策 |
平成26年度は当所の予定通り以下のとおりである。労働者の職業別の死亡率の算出については、先行研究と同様に、国勢調査によるそれぞれの労働者の人口を分母とし、昭和60 年モデル人口を基準集団として直接法にて算出する。また、2000年以降の死亡率の推移とともに2010 年のトレンドがどのように変化しているかを線形回帰によって明らかにする。 1995 年以降の国民生活基礎調査、国民健康・栄養調査、中高年者縦断調査(過去6年間で入手可能な年度すべて)のデータの解析を開始する。特に生活習慣については、運動、喫煙、既往疾患、がん検診受診、自覚的健康度、ストレスなどの職業別の経年の推移を示す。特に、先行研究では、労働者全体の6 割を占め、経年的に死亡率が低下していた製造業、事務職、販売職と管理職、専門技術職の推移を示す。管理職と専門技術職の死亡率の増加に大きく寄与していた自殺については、ストレスや自覚的健康度との関連を検討する。研究結果について米国公衆衛生学会などで発表を行う。
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次年度の研究費の使用計画 |
昨年度は厚生労働省からの統計法に基づいたデータ入手に時間を要したため、データのコーディング変更への依頼ができなかったため。 今年度に入りデータコーディングの依頼をすでに行っており、終了次第昨年度の予定通り支出を行う予定である。
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