女性医師の長時間労働が妊娠に与える影響では、システマティックレビューを行い、早産との関連性について傾向を認めたが、労働負荷量の測定が妊娠トリメスターごとに異なるほか、自己申告による評価など限界点が多く、今後、本邦における前向き調査が必要と思われた。女性の健康を守るため、女性医師の働きやすい尺度開発を行い環境整備に向けたツールを開発した。医療系総合大学ならびに全国若手病院勤務医師における類似調査からは、女性はコペンハーゲンバーンアウトインデックスのemotional exhaustionが高い傾向があり、メンターの存在ならびに組織のサポートが精神的疲労度を緩和することが明らかにした。
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