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2014 年度 実施状況報告書

減量後の体重のリバウンドに関与する生物学的および心理社会的要因とその機序

研究課題

研究課題/領域番号 25460820
研究機関愛知医科大学

研究代表者

小林 章雄  愛知医科大学, 医学部, 教授 (80135342)

研究分担者 池本 竜則  愛知医科大学, 医学部, 助教 (40448387)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード肥満 / 減量 / リラクセーション / ストレス / リバウンド / グレリン / 職場血圧
研究実績の概要

24歳~59歳の肥満男性50名を栄養・運動指導群、リラクセーション・栄養・運動指導群の2群に分け、減量プログラム開始前、12週の指導プログラム終了後にそれぞれ調査票による養状態と心理社会的ストレスの測定、血中食欲関連ホルモン濃度、血中ストレス物質濃度、身体計測、運動負荷試験、24時間連続生理機能測定を行った(平成25年度)。今年度はこれらのデータについて解析を進め、とくに血圧と職業性ストレス、グレリンとの関連について詳細を分析して論文にまとめ公表した。また、とくにベースラインからの指導後の変化についてレプチンとの関連について解析を進めている。また今年度は、減量プログラム終了後1年のフォローアップ測定を実施し、2つの減量プログラムの評価を行っている。リラクセーション・栄養・運動指導群ではプログラム終了後1年での減量の維持(減量前体重の3%)成功の傾向が認められ、ベースラインからのレプチン上昇との関連を検討している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

3回の各種測定データの連結とクリーニングが完了した、データの横断的・縦断的解析が可能となった。
また、プログラム終了後1年のデータをリンクしつつある。

今後の研究の推進方策

72週までフォローアップする予定になっており、栄養調査、調査票による調査、身体計測、24時間連続生理機能測定を実施予定である。(減量後72週目の体重)―(減量終了時の体重)を体重のリバウンドとし、相関分析や重回帰分析などを用いて、各測定点における諸生理機能、血中物質、心理社会的ストレス、およびそれらの変化と体重のリバウンドとの関連、減量プログラムによる減量後のリバウンドの差異について分析する。また、すべての測定結果の相互関係を明らかにして、体重のリバウンドにいたるメカニズムを解明する。

次年度使用額が生じた理由

対象者の脱落(死亡を含む)により、検査費用総額が減ったため。

次年度使用額の使用計画

保存血清を用いて、探索的に他項目の変化について検討する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2015 2014

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Inverse association of des-acyl ghrelin with worksite blood pressure in overweight/obese male workers2015

    • 著者名/発表者名
      Akihiko Narisada, Tomomi Hasegawa, Maki Nakahigashi, Takaaki Hirobe, Tatsunori Ikemoto, Takahiro Ushida, Fumio Kobayashi
    • 雑誌名

      Environmental Health and Preventive Medicine

      巻: 10 Mar ページ: 1-8

    • DOI

      10.1007/s12199-015-0454-6

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] リラクセーションが男性労働者の減量に与える影響 (第2報) 減量終了1年後の血中レプチン値の変動2014

    • 著者名/発表者名
      長谷川共美 成定明彦 中東真紀 柴田英治 小林章雄 池本竜則 牛田享宏
    • 学会等名
      日本肥満学会
    • 発表場所
      フェニックスシーガイアリゾート コンベンションセンター
    • 年月日
      2014-10-25

URL: 

公開日: 2016-05-27  

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