リラクセーションを加えたプログラムの減量及びその維持に関する効果は、職場ストレスがある状況下で、より明瞭となる傾向が示された。また、リラクセーションのレプチンへの効果が職場ストレスの有無によって異なる可能性が示された。減量プログラム終了後1年のフォローアップでは、リラクセーションを加えたプログラム群で減量維持成功の傾向が認められ、それに関与する要因としてベースラインからのレプチン値の上昇(高値維持)が示唆された。これらのメカニズムについてはリラクセーションによる交感神経活動の低下がレプチン値の上昇をもたらすことによる可能性が示唆された。
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