常勤産業医が健康診断と事後措置を徹底している事業所で2012~2014年の在職死亡者の死因と健康診断結果を調査した。また、調査結果を先行研究(1999~2011年)の結果と統合して解析した。死因は、男性が、がん47.3%、循環器疾患22.9%、自殺10.9%、女性が、がん65.6%、循環器疾患12.5%、自殺10.9%だった。人口動態統計の一般人口と比べた20~59歳の標準化死亡比は、男性が、全死因0.42、がん0.66、循環器疾患0.70、自殺0.31、事故0.45、女性が、全死因0.39だった。健康診断結果では、循環器疾患のリスクはBMI25から、腹囲は90cm以上で増加傾向を認めた。
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