研究成果の概要 |
会計データを用いて診療の進捗状況をモニターし、診療の質を向上させるシステムについて検討した。1,381病院1,376,544症例のDPCレセプトデータ(200床以上の急性期病院の会計データ)を解析した。75%以上の症例が±2日以内で治療されているもの(パス群)、50%以上のもの(パス準備群)、25%以上のもの(標準化検討群)、その他(中央管理困難群)に分類した。約3分の1の症例がパス群及びパス準備群で、比較的容易に診療の進捗を中央管理できることが分かった。このデータを千葉大学に当てはめて検討したところ抗生剤の使用適正化、異常発生の早期発見が可能になることが分かった。
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