研究課題
基盤研究(C)
認知症に伴う行動異常や精神症状(BPSD)は、患者や介護者のQOLを著しく損なうことが知られている。なかでも「無為(abulia)」は自発的な発話、運動、思考、感情的反応の減少として高い頻度で観察されるが、いまだ評価法や治療法が確立されていない。抑うつ(depression)、意欲低下(apathy)、幸福感の喪失(anhedonia)、失感情症(alexithymia)の4つの要因から無為の疾患特異性について検討した。
行動神経学