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2014 年度 実績報告書

血管内皮機能を指標とした摂食障害患者の病態解明とその臨床応用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 25460890
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

宮脇 佳世  東京女子医科大学, 医学部, 助教 (60465333)

研究分担者 瀧本 禎之  東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (00396699)
坂本 淳子(森屋淳子)  東京大学, 医学部附属病院, その他 (00550435)
五島 史行  慶應義塾大学, 医学部, 講師 (80286567)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2015-03-31
キーワード神経性食欲不振症 / 血管内皮細胞
研究実績の概要

神経性食欲不振症は年々増加傾向にある。心理的な要因で発症するが、重篤な内科的合併症も問題となり、身体的治療の必要性も高い。神経性食欲不振症における体液貯留は、重篤な身体合併症を引き起こすだけでなく、体重増加による心理的な負荷をもたらし、治療を困難にする一因となる。神経性食欲不振症の病態は栄養状態や罹病期間により異なり、大変複雑であり、いまだ明らかになっていないメカニズムが多い。そこで本研究は、身体合併症である体液貯留を予防し、治療へと応用するために、血管内皮細胞に着目して病態メカニズムを解明する目的で開始した。まず、神経性食欲不振症の身体合併症の主たる病因となる栄養飢餓が、血管内皮細胞に与える影響とそれによる病態を調べるために、培養細胞を用いて栄養飢餓モデルを作成した。栄養飢餓群として、無血清培地、FCS5%を含む培地を使用した。それぞれの溶液で、30分から240分間、血管内皮細胞を処理すると、時間依存性にオートファジーが誘導された。オートファジーは免疫蛍光抗体染色法を用い、LC3の発現にて確認した。先行研究において、栄養飢餓ではほとんどのすべての臓器でオートファジーが誘導されていることが知られている。そのため、オートファジーが誘導されている培養細胞を栄養飢餓群とし、通常培地で処理された健常群と、細胞間接着の機能と構造について比較検討を行っていく。さらに細胞間接着とオートファジーの関連性を確認していく。

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公開日: 2016-06-01  

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