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2015 年度 実績報告書

サルコペニア肥満における筋ミトコンドリア機能賦活化の意義

研究課題

研究課題/領域番号 25460897
研究機関大阪大学

研究代表者

杉本 研  大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (20437403)

研究分担者 樂木 宏実  大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20252679)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード老年医学 / サルコペニア / 肥満 / ミトコンドリア機能 / 骨格筋エコー
研究実績の概要

サルコペニア肥満における筋ミトコンドリア機能賦活化の意義を、基礎的かつ臨床的に明らかにすることを目的に以下の検討を行った。
基礎研究において、自然発症高血圧ラット(SHR)と野生型であるWistar Kyotoラット(WKY)を用いた検討では、60週齢SHRはサルコペニア肥満というよりサルコペニアの表現型を示し、過食負荷による影響を受けない一方で、60週齢WKYは過食によりサルコペニア肥満の表現型を示すことが明らかとなった。ミトコンドリア賦活作用を有するとされるカルニチン負荷(4週間)により、筋量は増加しないものの筋力は増加し、その変化はSHRで顕著であり、遅筋におけるミトコンドリア機能賦活化の関与が考えられた。
高齢生活習慣病患者を対象とした臨床研究では、骨格筋エコーは臨床的に下肢筋力低下を簡便に捉える方法として有用であり、特に前頚骨筋の筋厚と筋輝度(筋質を反映する指標)の評価がサルコペニアの評価に有用であると考えられた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2015 その他

すべて 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [学会発表] サルコペニア肥満の定義と意義に関する検討2015

    • 著者名/発表者名
      杉本 研、王 中奇、藤本 拓、竹屋 泰、山本浩一、楽木宏実
    • 学会等名
      第19回日本心血管内分泌代謝学会学術総会
    • 発表場所
      神戸
    • 年月日
      2015-12-11
  • [学会発表] 高齢者糖尿病患者におけるサルコペニアの頻度とその意義2015

    • 著者名/発表者名
      杉本 研、中間千香子、王 中奇、藤本 拓、竹屋 泰、山本浩一、楽木宏実
    • 学会等名
      第58回日本糖尿病学会年次学術集会
    • 発表場所
      下関
    • 年月日
      2015-05-21
  • [備考] 大阪大学大学院医学系研究科 老年・総合内科学 ホームページ

    • URL

      http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/geriat/www/index.html

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公開日: 2017-01-06  

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