今後の研究の推進方策 |
糖尿病や加齢に伴い増加するAdvanced glycation end products(AGEs)は骨粗鬆症における骨質劣化に関与する。近年、骨細胞はsclerostin (SOST)、RANKLなど様々な因子を産生し、骨芽細胞や破骨細胞機能の調節に重要であることが明らかとなった。しかしながら、AGEsが骨細胞機能に及ぼす影響は不明である。[目的] AGE2,3が骨細胞様細胞MLO-A2のSOST, RANKL及びアポトーシスに及ぼす影響を検討する。[方法] MLO-A2の培養上清にAGE2, 3を添加し、SOST、RANKLのmRNAや蛋白発現をreal-time PCR、Western blot、ELISAにより検討する。また、AGE2,3がMLO-A2のアポトーシスに及ぼす影響をELISAにより検討する。さらにPTHがそれらの作用に及ぼす影響を検討する。
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