未分化間葉系細胞ST2、骨芽細胞様細胞MC3T3-E1、骨細胞様細胞MLO-Y4を用いた検討で、インクレチン(gastric inhibitory polypeptide、glucagon-like peptide-1)の骨芽細胞分化や石灰化、骨細胞からのRANKL発現への直接作用は認めなかった。C57BL6マウスへのdipeptidyl peptidase-4 (DPP-4)阻害薬投与においても骨量、骨強度に有意な変化はなかった。2型糖尿病男性における解析で、血中DPP-4濃度がメタボリック症候群で上昇しており、DPP-4高値が骨吸収を介して多発椎体骨折のリスクに関連することが示唆された。
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