研究課題
基盤研究(C)
2型糖尿病患者では、非糖尿病者よりも骨密度が高くとも骨折リスクが高いことから、骨質低下に起因する骨脆弱性を有することを我々は報告してきた。しかし骨質低下機序は現在でも十分には解明されてはいない。本研究において、酸化ストレスの誘導と傷害の代理マーカーであるホモシステインおよび8-OHdGの増加と既存椎体骨折有病率間に、骨密度と独立した有意な関連を認めた。この結果により、2型糖尿病患者の骨質低下機序に酸化ストレスの増加が関与していることが示唆された。
内分泌代謝学