研究課題
基盤研究(C)
実験的に作成した低環流状態の脳では炎症マーカーが亢進し、アストロサイトやミクログリアの活性化を引き起こし、結果として虚血病変が形成されることが確認できた。行動変化としては、慢性脳低還流から皮質下病変を発症した若年マウスおよび60週齢を超えた高齢マウスでは、探索嗜好性や記憶力の低下が認められ、これは大脳皮質下病変を保有するヒトの臨床症状と同様であった。また性別によって行動変化に相違がみられた。
老年医学