conditioning reprogramming法(CR法)を用いて継代可能なバレット食道癌の初代培養に成功した.この細胞に酸・胆汁酸暴露を行ったところCK5とp63のmRNAの低下を認め,酸・胆汁酸暴露は扁平上皮化を抑制する可能性が示唆された.抑制機構の解析としてp53同様翻訳後修飾を受けている可能性を想定して,酸・胆汁酸暴露後にp63、CK5を脱メチル化または脱アセチル化酵素処理をしたが,変化は認めず現在機構を探索中である.次に,バレット食道癌発生に関してepigeneticに制御されている新規関連分子の探索目的でtranscriptome解析を行い9個の遺伝子を抽出,解析中である.
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