GFP(green fluorescent protein)がpro-Glucagon領域にノックインされたGLP-2を含むproglucagon derived peptides (PGDPs)損欠マウスを使用した。PGDPs-/-マウスとPGDPs+/+マウスにDSS(dextran sodium sulfate)腸炎を発生させたところ、体重減少、臨床活動度において両者に有意な差は認められなかった。このことから、GLP-2というインクレチンは、作用増強により腸炎の回復を早める効果はあるが、回復に必須のものではない可能性が考えられた。
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