研究課題
基盤研究(C)
炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)は近年著しい増加傾向にある若年発症の慢性疾患で、消化管局所の免疫応答異常を特徴とする。本研究ではエピゲノムの視点から炎症の重症化機構の解明を目指した。炎症局所より分離した少数の細胞を用いてクロマチン免疫沈降(ChIP)を行う条件を確立し、ヒストンメチル化修飾(H3K4me3、H3K9me3、およびH3K27me3)を次世代シークエンサーを用いて網羅的に解析した。バイオインフォマティックス解析の結果、炎症細胞において疾患特異的異常を見出した。
消化管免疫学