ペントキシフィリン、アルギン酸Na、メトホルミン、アスタキサンチン等、様々な生活習慣病治療薬や消化器病領域の薬剤、さらにはphytochemicalを適切に用いることが、メタボリック症候群・NASH関連肝発癌抑制に繋がる可能性を明らかにした。特に、RASの活性化に伴う炎症および酸化ストレスの亢進が、NASH関連肝発癌において重要な役割を果たしている可能性、さらにはRASを標的とする新規肝発癌予防法(薬)開発の可能性を明らかにした。 また肥満を有する慢性肝疾患患者の予後不良因子としてサルコペニアが重要であり、骨格筋の維持・サルコペニアの予防は、同患者の予後改善に繋がる可能性を明らかにした。
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