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2015 年度 研究成果報告書

低酸素による肝炎増悪と発癌メカニズムの解析

研究課題

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研究課題/領域番号 25461000
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 消化器内科学
研究機関九州大学

研究代表者

加藤 正樹  九州大学, 大学病院, 助教 (60444808)

研究分担者 古藤 和浩  九州大学, 大学病院, 講師 (80289579)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード低酸素 / 肝線維化 / 肝発癌 / 肝星細胞 / 末梢血単核球 / indian hedgehog / adrenomedullin / p21
研究成果の概要

慢性肝疾患では肝内低酸素状態が、肝線維化や肝発癌を誘導している可能性がある。チオアセトアミドによるラット慢性肝障害モデルでは、早期より肝内に低酸素状態が出現し、これに一致して肝星細胞はIndian hedgehog発現の低下を介して活性化し、線維化を誘導していた。また、慢性肝障害患者の末梢血単核球では、HIF1αやHO-1などの低酸素誘導遺伝子、VEGFAやAdrenomedullinなどの血管新生制御遺伝子の有意な発現増大が認められ、肝内低酸素状態の存在を反映していた。DNA損傷に反応するp21の発現も増大しており、肝内の低酸素状態が発癌ポテンシャルを増大させていることが示唆された。

自由記述の分野

肝臓病学

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公開日: 2017-05-10  

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