研究実績の概要 |
マウスの肝脂肪化にマクロファージが関与する、という仮説を証明すべくVivoの実験を繰り返した。今回もC57BL/6マウスWild type(n=3)とMSR-A KOマウス(n=4)に対してMCDDを3週間投与し、肝脂肪化の程度がどう変化するかを検討した。本効果の長期継続の有無を判定するために8週の群も作成した。結果、MCDD3週投与ではWildに比しKO群で有意に肝細胞の脂肪化割合が減少したが、逆に8週後ではWildの方が有意に脂肪化を多く認めた。肝内および血清中の脂肪分析を行った。肝内TC, TG, PL, 血清TC, TG, PL, ALTを調べたが現時点で脂肪化の変化を説明できるようなパラメータ変化を認めていない。
|