研究課題
in vivoで核酸アナログ投与中止後に血清HBV-RNAの増加が速かった症例のHBV株は、何れもポリメラーゼ領域Terminal protein domain (TPD)のaa15-17がDDEで酸性アミノ酸が連続してる一方、遅かった症例では何れかが中性アミノ酸に変異していた。このことはHuh7細胞を利用したin vitroの系においても再現性が見られた。そこで、ウイルス遺伝子の組み換え実験の承認のもとに、ポリメラーゼ領域TPD aa15-17がDDEのHBV株の何れかを中性アミノ酸へ変異させたクローンではウイルス増殖速度が遅くなるか否か、ないしは中性アミノ酸を酸性アミノ酸へ変異させたクローンでウイルス増殖速度が速くなるか否かに関して、Huh7細胞のみならず、HepG2細胞においても検討を開始している。
3: やや遅れている
やや煩雑なin vitroの実験系でありその再現性に関して確認中である。
HBV株のポリメラーゼ領域TPD aa15-17のgenotypeの判定における臨床的な意義を確定し、その臨床応用を目指す。
物品の購入後の節約に成功したため、差額が生じた。
実験の消耗品として利用する予定である。
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