研究実績の概要 |
検討-I:「末梢血・左心房血の自律神経機能・炎症・凝固能の差異を明らかにする」は、Circ J 2015;79:61-9(英文・査読有)に方向した。新規経口抗凝固薬(DOAC)と左房凝固機能について、周術期のDOAC活性の検討を続けている。2017年にDOACの活性について日本心電不整脈学会やアブレーション研究会で発表予定である。 検討-II:「自律神経節アブレーションが、心臓自律神経機能に及ぼす影響を明らかにする」ことを目標に検討した結果、自律神経節アブレーション前後で心臓MIBGが変化しなかった。動態核医学 2014; 31: 21-24(日本文・査読なし)に掲載された。心房細動以外にもMIBG検査を広く行うきっかけになり、現在は心臓リハビリの効果や経カテーテル大動脈弁植え込み術前後における自律神経機能についてもデータを蓄積中である。 検討-III:「自律神経節アブレーションの早期再発とbeta遮断薬の有効性について検討も英文で報告することができた(J Arrhythm. 2015; 31: 279-285, 英文・査読有)。 検討-IVとして「自律神経節アブレーションを長期に経過観察し、心房細動再発の予測因子を調査する」ことを目標にしている。心臓MRIを使って両心房を評価することが長期予後の予測に有効であることが判明し、英文投稿前である。
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