1) 心房細動アブレーションの際に末梢血・左心房血の同時採血を行い、D-dimer陽性率が、左心房で有意に高率かつ定量値が高いこと、左心房D-dimer陽性の規定因子は、左心房容量であることを確認した。抗凝固薬により、左心房D-dimer陽性率が低下することを報告した。 2)自律神経節アブレーション前後で心臓MIBGの値は変化しなかった。MIBGシンチグラムは心臓全体の交感神経機能を評価するため、相対的に心筋量の少ない心房の交感神経機能だけを検討することが難しかった可能性がある。 3)アブレーション後にプラセボ群とbeta遮断薬使用群に割り振り、ランジオロールが早期再発を減らすことを確認できた。
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