研究課題
基盤研究(C)
睡眠呼吸障害(SDB)合併心不全患者に対して、adaptive servo ventilation (ASV)は様々なSDBを改善し、心機能改善効果も高い。我々は本研究にて以下の知見を得た。1) SDB合併心不全患者にASVを一晩使用することでSDBの改善に加え、1日尿中カテコラミンは減少し、心拍変動解析による交感神経活性指標は1日を通して低下し、心室性期外収縮は減少した。2) 心臓再同期療法後心不全患者にて、ASVは心不全による再入院を減少した。3) 慢性腎臓病合併心不全患者にて、ASVは腎機能及び予後を改善した。4) SDBを合併した左室収縮の保持された心不全患者にてASVは左室拡張能や血管機能を改善した。上記結果については、随時公表、論文化を進めている。
2: おおむね順調に進展している
6篇の論文が受理され、3篇の論文を投稿中である。
引き続き症例の蓄積を行い、長期経過観察(心機能、予後など)を行う。検体測定、集約したデータについても解析を進めていく。
検体測定はまとめて行った方が廉価であり、随時ではなく集約して測定を行うことした。次年度に集約して検体測定を実施する予定である。
すべて 2014 2013 その他
すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (7件) (うち招待講演 5件) 備考 (1件)
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http://www.fmu.ac.jp/kenkyu/Profiles/15/0001471/profile.html