研究課題
基盤研究(C)
心不全犬において、腎動脈内カテーテルからの電気刺激による血圧、心拍数の変化、腎動脈周囲神経の病理組織学的分布特性と腎動脈アブレーションによる効果を検討した。多くの腎動脈内ポイントで電気刺激による血圧ないしは心拍数の反応が認められ、病理組織学的検討では腎動脈周囲神経束のほとんどが交感神経で知覚枝を持ち合わせており、その分布特性と電気刺激による機能的評価の有用性が明らかとなった。腎動脈アブレーションにより多くの腎動脈周囲交感神経の機能消失および低下や線維化変性が認められた。
内科系臨床医学・循環器内科学