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2014 年度 実施状況報告書

再生医療開発にむけた間葉系幹細胞様の毛細血管周細胞の機能解明

研究課題

研究課題/領域番号 25461121
研究機関旭川医科大学

研究代表者

川辺 淳一  旭川医科大学, 医学部, 特任准教授 (10400087)

研究分担者 平 義樹  旭川医科大学, 医学部, 講師 (70199024)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード間葉系幹細胞 / 神経幹細胞 / 毛細血管 / 血管新生 / 再生医療
研究実績の概要

目的1 MSCPCの幹細胞機能に関わる因子の探索と機能解析
目的2 MSCPCの特異的マーカーの探索と細胞分離法の確立
目的3 MSCPCの下肢虚血病態における役割
我々は、新規に樹立した毛細血管細胞株を利用して、MSCPCの幹細胞機能に関わる候補因子の中から、血管新生能に関わる因子を選定し、その機能解析を行っているところである(目的1)。  さらに、MSCPCに特異的に発現する(特に、細胞表面に局在する)因子を見いだし、これを細胞マーカーとして、正常マウス組織(皮下脂肪など)から、MSCPCの精製に成功した。現在、この細胞の機能解析をおこなっている。 平行して、ヒト皮下脂肪組織からもMSCPCの精製に成功し、現在、これらのprimary MSCPCの下肢虚血あるいは骨格筋挫滅マウスモデルを用いて、その組織再生能について評価している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

毛細血管細胞株を用いて、最大の目標であるMSCPCを分離精製を可能にする表面マーカーを同定することに成功し、その後のin vitroおよびin vivo機能解析が、おおむね予定通り進んでいる。

今後の研究の推進方策

マウスおよびヒト組織から分離精製したMSCPCを用いて、下肢虚血モデルなど各種の疾患モデルにおいてin vivo組織での再生能および病態改善効果を評価し、臨床応用へに基盤データを集積していく。

次年度使用額が生じた理由

新規因子探索の結果、予想より多くの候補因子が抽出され、この機能解析などで必要経費が予定以上となった。

次年度使用額の使用計画

本講座の他研究資金を適正にもちいて、本研究について予定通り遂行していく。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2015 2014

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 謝辞記載あり 3件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Ninjurin1 is a novel factor to regulate angiogenesis through the function of pericytes.2015

    • 著者名/発表者名
      Matsuki M, Kabara M, Saito Y, Shimamura K, Minoshima A, Nishimura M, Aonuma T, Takehara N, Hasebe N, Kawabe JI.
    • 雑誌名

      Circulation journal

      巻: 79 ページ: 1363-1371

    • DOI

      10.1253/circj.CJ-14-1376

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] Immortalized multipotent pericytes derived from the vasa vasorum in the injured vasculature. A cellular tool for studies of vascular remodeling and regeneration.2014

    • 著者名/発表者名
      Kabara M, Kawabe J, Matsuki M, Hira Y, Minoshima A, Shimamura K, Yamauchi A, Aonuma T, Nishimura M, Saito Y, Takehara N, Hasebe N.
    • 雑誌名

      Laboratory investigation

      巻: 94 ページ: 1340-1354

    • DOI

      10.1038/labinvest.2014.121

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] Kawabe J, Hasebe N. Role of the vasa vasorum and vascular resident stem cells in atherosclerosis.2014

    • 著者名/発表者名
      Kawabe J, Hasebe N.
    • 雑誌名

      BioMed research international.

      巻: 2014 ページ: 1-8

    • DOI

      2014:701571

    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり

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公開日: 2016-05-27  

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