研究課題
基盤研究(C)
本研究では、塩化カルシウム局所投与法によるマウスの大動脈瘤形成モデルにおいて、Osteoprotegerin (OPG)遺伝子欠失によって動脈瘤の形成が著しく増悪し、塩化カルシウム局所投与後6週後には、中膜の弾性線維が完全に崩壊することを見いだした。野生型マウスにおいて大動脈瘤の形成にともなってOPG 遺伝子発現が増大する所見と合わせて、OPG が瘤形成に抑制的に作用している可能性が示唆された。
循環器病学