研究課題
基盤研究(C)
血管周囲脂肪細胞が種々の血管作動性物質を産生・分泌する内分泌器官として働き、血管での慢性炎症の発生・進展に重要な役割を果たす。マイクロRNAはさまざま細胞において遺伝子発現を制御するが、近年マイクロRNAが異なった細胞間で移動し、遺伝子発現を制御することが知られるようになった。我々は脂肪細胞から分泌されるmiR100が血管平滑筋に作用し、mTORを標的し、その遺伝子発現を抑制することで細胞増殖を制御する可能性があることを見いだした。
循環器内科