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2014 年度 実施状況報告書

特発性間質性肺炎合併肺癌の化学療法関連急性増悪予測バイオマーカーの探索的研究

研究課題

研究課題/領域番号 25461173
研究機関日本医科大学

研究代表者

峯岸 裕司  日本医科大学, 医学部, 講師 (80386234)

研究分担者 清家 正博  日本医科大学, 医学部, 准教授 (30366687)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード特発性間質性肺炎 / 急性増悪 / 原発性肺癌 / バイオマーカー
研究実績の概要

特発性間質性肺炎合併進行肺癌における化学療法関連の急性増悪予測バイオマーカーを同定する事が本試験の目的である.平成25年度は症例登録およびサンプル集積が主体であったが,症例の登録が遅延傾向であった.平成26年度では,非小細胞肺癌については集積予定35例の登録が終了したが,小細胞肺癌は集積が予定症例数の約半数と遅延しており,引き続き症例の登録を継続している.両グループ合わせて7例(疑い例を含む)に全治療経過を通して急性増悪の発症が確認された.症例登録の完了した非小細胞肺癌グループについては,平成26年度中に臨床情報などの入力作業がほぼ終了し,臨床背景因子・一般検査値と急性増悪発症の関連性について,平成27年度日本肺癌学会総会で発表すべく,解析を実施した.自己免疫疾患と判断された不適格症例2例を除外し,33例中4例(12.2%)に試験治療関連急性増悪が認められている.
網羅的タンパク質解析に関しては,症例集積の途中ではあるが,現在,観察期間も含め臨床情報が固定されている症例サンプルで解析を開始することとした.予備実験を実施,集積した血清サンプルの質は概ね良好であった.平成27年度には,プロテオーム解析を実施予定しているが,解析できるサンプル数にも限りがあるため,症例の選択,予定していた二次元電気泳動以外の解析方法も考慮し,蛋白質解析の範囲など詳細について,実現可能性について再考が必要と考えている.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

症例の集積が遅延していたため

今後の研究の推進方策

バイオマーカー研究では,網羅的タンパク質解析を実施予定.
急性増悪予測バイオマーカーの候補を抽出するとともにELIZA法やWestern blot法などで確認作業を実施.
臨床背景因子や一般検査値での危険因子については,本年11月の日本肺癌学会総会ほかで発表予定である

次年度使用額が生じた理由

研究の進捗が遅延していることに加えて,当初予定していた物品の購入を他の委託解析費用に変更する必要性が検討されたため.

次年度使用額の使用計画

平成27年度のプロテオーム解析費用として使用する予定である.
また,進捗の遅延に伴い当初予定していた海外学会での発表を国内学会での発表に変更.

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公開日: 2016-05-27  

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