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2014 年度 実施状況報告書

Mast cellによる肺線維化促進メカニズム解析と治療への応用

研究課題

研究課題/領域番号 25461176
研究機関久留米大学

研究代表者

海江田 信二郎  久留米大学, 医学部, 講師 (20330798)

研究分担者 星野 友昭  久留米大学, 医学部, 教授 (00261066)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワードmast cell / myofibroblast / fibroblast / smooth muscle actin / TGF / VEGF
研究実績の概要

特発性肺線維症におけるmast cellのfibroblastからmyofibroblast誘導を介した肺線維化促進メカニズムについて検討を行った。mast cellがmyofibroblast近位に位置し、その活性化および成熟化に促進的に作用すると仮説を立て検証を行っている。活性化に関しては、mast cellがfibroblastと共培養中、そのTGFやVEGFなどの線維化促進的に作用すると思われる因子の発現を亢進することがRNAレベルで確認された。成熟化に関してはRNAレベルでα-smooth muscle actionの上昇に作用することが疑われたが、再現性に乏しく、またタンパク質レベルでその発現は確認されていない。Mast cellが逆にmyofibroblastへの分化を阻害するmodulatorとして作用する可能性があり、その検討を行っていく。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

mast cellによるmyofibroblastへの分化促進に寄与するデータを得たが再現性に乏しく、逆に分化抑制的に働く可能性が出てきたため

今後の研究の推進方策

Mast cellのmyofibroblastへの誘導促進もしくは制御について再検する。Mast cellはfibroblastを活性化し、TGFβやVEGFまたケモカインの発現上昇を介して肺線維化へ関与する可能性が示唆されるため、angiogenesisやchemotaxisに関連する分子誘導についても検討を進めていく。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] The inolvemnent of mast cells in the development of Lung Fibrosis2014

    • 著者名/発表者名
      Shinjiro Kaieda
    • 学会等名
      日本リウマチ学会総会
    • 発表場所
      東京都品川区 高輪プリンスホテル
    • 年月日
      2014-04-25 – 2014-04-25

URL: 

公開日: 2016-05-27  

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