研究課題/領域番号 |
25461219
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
金崎 雅美 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (30402720)
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連携研究者 |
宇津 貴 滋賀医科大学, 医学部, 准教授 (20422884)
前田 士郎 独立行政法人理化学研究所, 統合生命医科学研究センター, チームリーダー (50314159)
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研究協力者 |
久米 真司 滋賀医科大学, 医学部, 特任助教 (00452235)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 糖尿病性腎症 / 脂肪酸 / 飽和脂肪酸 / 不飽和脂肪酸 / 蛋白尿 |
研究成果の概要 |
本研究では尿蛋白に付随し近位尿細管細胞に流入する「飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸のバランス制御」が糖尿病腎症の治療標的と成り得るかを検討した。オメガ3系不飽和脂肪酸製剤の顕性蛋白尿期糖尿病性腎症に対する影響を検討した結果、同薬剤は尿蛋白量に影響を与えず腎機能低下速度の改善をもたらした。飽和脂肪酸を一価不飽和脂肪酸に変換する酵素SCD1の過剰発現細胞では細胞障害が軽減されたが、遺伝子改変マウスでは細胞保護効果は再現されなかった。SCD1遺伝子内一塩基多型と腎症予後との関連解析の結果、SCD1遺伝子内に腎症感受性遺伝子は存在しなかった。脂肪酸分画制御を標的とした腎症治療の確立には更なる検討が必要である。
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自由記述の分野 |
腎臓内科
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