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2014 年度 実施状況報告書

日本人におけるネフロン数の推計

研究課題

研究課題/領域番号 25461236
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

坪井 伸夫  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (40408422)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワードネフロン数 / 糸球体 / 剖検
研究実績の概要

本研究ではこれまでに明らかにされていない日本人における総ネフロン数を推算することを目的としている。これにより、日本人のネフロン数を諸外国における成績と比較し、また、年齢などの背景による差異を明らかにすることで、慢性腎臓病の病態の解明に寄与することが期待される。
当研究は剖検検体を処理し、海外の施設に移送して解析するという形で行われるため、安全性の確立や倫理的な配慮が必要である。昨年度はこれら事務手続きと並行して、対象となる剖検症例の選定を行い、数例の検体について、標本の作製と検体の海外施設への輸送を行った。海外施設において、検体が実際に解析可能であることなどを既に確認している。また、検体輸送においても検疫など特に問題は生じなかった。現在も輸送する症例数を重ねるべく、検体処理を行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

当研究は剖検検体を処理し、海外の施設に移送して解析するという形で行われるため、安全性の確立や倫理的な配慮が必要であり、これらの事務手続きに予想以上に時間を要した上、さらに、検体の処理にも予想よりもかなり時間を必要としたため。

今後の研究の推進方策

対象となる剖検検体の選定と標本の作製および海外への輸送の手はずは整っており、今後は症例数を蓄積していく方針である。目標症例数は100例である。

次年度使用額が生じた理由

倫理委員会および標本授受に関する覚書の作成および承認に時間を要し、実際の作業開始が遅れたことと、標本作成自体にも予想以上の時間を要したため。

次年度使用額の使用計画

標本作成に必要な物品や試薬購入、検体の輸送のために使用する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件)

  • [雑誌論文] Clinicopathological assessment of the nephron number2014

    • 著者名/発表者名
      Tsuboi N, Kanzaki G, Koike K, Kawamura T, Ogura M, Yokoo T
    • 雑誌名

      Clin Kidney J

      巻: Apr; 7(2) ページ: 107-14

    • DOI

      10.1093/ckj/sfu018

    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり

URL: 

公開日: 2016-05-27  

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