研究課題
本研究はこれまでに明らかにされていない日本人における総ネフロン数を推算することを目的に開始された。本研究は当該施設における剖検腎を検体処理し空輸し行っている。これまでに約60例の空輸が完了し約40例の解析が終了している。現在も引き続き解析を継続しており、着実に成果が得られつつある。解析を実際に行っているオーストラリアの同研究施設ではこれまでに白人種などの解析をおこなってきた実績があり、異人種間の比較などが可能であるため、貴重な研究成果が期待できる。また、剖検例には高血圧症や慢性腎臓病の症例も含まれており、これらの病態を解明するうえでも極めて重要な研究と考えられる。研究内容の一部は国際学会で発表をし高評価を得ている。また、同研究成果は論文化し投稿審査の最中である。
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