2015 年度研究成果報告書

腹膜線維症に対する治療用遺伝子デリバリー技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号	25461252
研究種目	基盤研究(C)
配分区分	基金
応募区分	一般
研究分野	腎臓内科学
研究機関	自治医科大学
研究代表者	森下義幸自治医科大学, 医学部, 教授 (30570494)
研究期間 (年度)	2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード	腹膜線維症 / 遺伝子治療 / ドラッグデリバリー / スモールRNA
研究成果の概要	１.脂質2重膜成分で構成されるnanoparticleにTGF-β1-siRNAを内包するデリバリーシステムによる腹膜線維症(PF)治療法を開発した。２．PFモデル腹膜で変化するmicroRNA(miRNA)をマイクロアレイ法で網羅的解析し、miRNA-21-5pをPF抑制標的miRNAとして選出した。miRNA-21-5p抑制用スモールRNAを人工核酸（LNA）で作成しそのPF改善効果を明らかにした。また腹膜透析(PD)患者で血清miRNA-21-5p, -221-5p,-327とPD排液中miRNA-221-3p,-34a-5pがPFのバイオマーカーとなる可能性を明らかにした。
自由記述の分野	ドラッグデリバリー