研究課題
基盤研究(C)
脂質異常症+高血圧モデルとしてApoE欠損マウスにAngiotensin II持続投与を行ったところ、糸球体の膨化および硬化所見とアルブミン尿が認められた。ARBオルメサルタンは、この腎障害を抑制したが、血管拡張薬ヒドララジンでは認められなかった。スタチン投与により、オルメサルタンと同様の腎障害抑制が認められた。脂肪沈着は限定的で、腎障害の主たるメカニズムではないと考えられた。この腎障害は、脂質異常症+高血圧の合併で認められたもので、臨床で認められる慢性腎臓病の初期を反映していると考えられた。
循環器内科