研究成果の概要 |
今回家族性アルツハイマー病のAPP変異遺伝子をFlp-In T-REx-293 (T-REx)細胞に導入し, 細胞内外のAβモノマー, Aβオリゴマーの産生量を解析した.細胞外Aβモノマー量はスウェーデン型で野生型よりAβ1-40, Aβ1-42量の高値を示した. オランダ型APPでは野生型と変わらず, ロンドン型APPではAβ1-42/Aβ1-40比が増加していた. 細胞外Aβオリゴマー量はオランダ型A, ロンドン型APPで野生型よりも有意に高値を示し、スウェーデン型で高い傾向を示した. 今回細胞外Aβオリゴマー量増加がアルツハイマー病発症の共通メカニズムになりうる可能性を示した.
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