研究課題/領域番号 |
25461294
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経内科学
|
研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
山野 嘉久 聖マリアンナ医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (80445882)
|
研究分担者 |
三須 建郎 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00396491)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
キーワード | 内科系臨床医学 / 神経内科学 / 神経病態免疫学 |
研究成果の概要 |
HTLV-1関連脊髄症(HAM)の主病態は、HTLV-1感染細胞に起因した過剰な免疫応答による脊髄の慢性炎症と考えられているが、その発生メカニズムについては不明な点が多かった。我々はHAMにおいてHTLV-1が主にCCR4陽性T細胞に感染しており、HTLV-1機能遺伝子taxがT-betの発現を介して感染細胞にTh1様の機能異常を起こしていることを証明した。さらに、HAMの脊髄病変部ではこれらTh1様感染T細胞とアストロサイトとの相互作用によるCXCL10の過剰産生が、慢性炎症病巣の形成・維持機構の主軸となっていることを証明した。このように本研究によりHAMの分子レベルでの病態解明を進めた。
|
自由記述の分野 |
神経内科学、神経免疫学、ウイルス免疫学、HTLV-1感染症、HTLV-1関連脊髄症(HAM)
|