我々はDLBとADの胃電図所見を比較するとともに嗅覚検査、自律神経検査、MIBG心筋シンチグラフィと2疾患の鑑別における有用性を比較した。対象はDLB 11例、AD 17例、健常対照20例。全例で胃電図、心拍変動検査、head-up tilt検査(HUT)、嗅覚検査を施行した。DLB群とAD群ではMIBG心筋シンチグラフィを施行した。結果:胃電図波形の不整の指標である主要周波数変動係数(ICDF)はAD群に比べDLB群で著明高値であった。DLBろADとの鑑別におけるICDFの感度・特異度は、MIBGシンチグラフィと同等であった。OSIT-J、HUT、心拍変動の感度・特異度は低かった。
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