我が国において、糖尿病は末梢神経(手足の神経)障害の主要な原因です。末梢神経障害の進行期には強い痛みが生じます。しかし現時点では、痛みを十分に治療されていない患者さんが多く存在します。その原因の一つは痛みの病態や程度の客観的評価法が存在しないことです。そこで本研究は糖尿病の患者さんにおける痛みの病態や程度を客観的に評価する手段を確立することを目的としました。 糖尿病患者さんを対象として、臨床評価、神経生理学的検査、脳血流検査の評価を行いました。現在、患者さんの研究への登録を終了し、解析準備を行っています。
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