研究実績の概要 |
現在までに50例(パーキンソン病:PD 31例,多系統萎縮症:MSA 10例,PSP 9例)をエントリーし,MRIを撮像した.DKIの定量解析をし,早期パーキンソン症候群における基底核・脳幹・小脳の軽微な構造変化を検出することが可能であった. 今年度は, 従来の定量的な画像指標であるMR parkinsonism index (MRPI)に対応したdiffusion MR parkinsonism index (dMRPI)を考案し,本疾患群の脳幹と小脳脚の微細変化の検出を試みるとともに,早期診断基準としての可能性について検討した.特に、MK画像におけるdiffusion magnetic resonance parkinsonism index (dMRPI)では,早期PD,MSA,PSP群間のすべての組み合わせにおいて有意な差異を検出することができた.
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